春になりました
といっても過言ではない強風と寒暖の変化に苦しめられていますがいかがお過ごしでしょうか。突然ありきたりなご挨拶からはいりましたけど、特に意味はないです。
なにせ今回の話は冬の話ですし、しかも冬に起きていたマイブームについての話です。
唐突ですが一月~二月までおでんブームがおきてまして・・・
きっかけはスーパーでおでんフェアがあって、おでんの具材バイキングと称して一個35円でいろんなおでんの具材を選べるというのをやってたので、調子に乗ってあれこれ買いあさっていくうちに一回では煮ることができなくなってしまうほどの量になったのが事の発端です。
まーふつうの良識のある主婦や、そこそこ節度を持った大人なら「加減して買えよ」とか「自分の食べれる量を把握できるだろう」とか思われるでしょうが、最近おいらも無駄に年をとってしまったせいか食が細くなってきている自分を受け入れていないらしく・・・
『ほら、130キロのクソデブならけっこうな量たべれるじゃん』
といった自分の中にある都市伝説がつけめん屋で大量に頼んでしまって後半たべきれなくて後悔したりとかするわけですよ・・・
まー煮込んでしまえばある程度置けるわけですし。何回かにわけて食べればいいじゃないという超がつくほど手を抜いた食事事情だったのですか・・・
これに味をしめると、またスーパーに立ち寄り、珍しいものがあったらとりあえず買ってみる子供の勢いで、ありきたりのザ・オデンというパックの品から、これもおでんにはいるだろうと思うものまで買いあさっては鍋で煮込むというローテーションをしていくうちに・・・
一ヶ月になっていましたねぇ・・・
えーえー、鍋の中身とか一日おきに煮込んでたから腐ることはなかったですし、食べてある程度減らしたらまた足していたから腐ることだけはなかったために一ヶ月も経過していましたねぇ・・・
鍋のそこから一週間も潜んでいただろうダイコンやハンペン、こんにゃくとかを食べては悦に浸るのが密かな楽しみになっていました。
そしてこのおでんの最大の産物はスープにありました。
一ヶ月いろんな具材を煮込み続けてそのダシを出したり吸わせたりしていたスープ。
甘みがあり、まろやかな味わいにいままで使った具材にどれもマッチするというなぞのスープ。
まぁ一ヶ月もダラダラ食べ続けられたのはこのスープのおかげといっても過言ではありません・・・
3月も近づいてきた頃にふと何かに気がつきまして・・・
「あれ、おでんしか食ってない」
そうです一ヶ月ただひたすらにおでんだけを食べ続けていたことに、後半食べたことがないものと思ってこんにゃく、しらたきだけを煮込んでいたときにふと気がついたのです。そろそろ物が腐る時期が近づいてきている。このままいたずらにおでんばかりを食べ続けるのはいかがなものかと、しかしやめるためにはやはり作法というものが必要になってくるわけですが、鍋物の締めの作法といえば・・・
スープをどうやっておいしくいただくか
おそらく店で食べている人によって様々な意見がありましょう、うどん、ラーメン、ぞうすい、はたまたそのままいただく、枚挙にいとみません。
さて、最後の締めをどうするか・・・スーパーいっていろいろとみてまわりました。危うく新たなおでんの具材を買ってしまいそうになりましたが、そこはこらえて・・・
カレーにするのはどうだろとか、にゅうめんにしてちゅるりといただくのも捨てがたい。油麩をいれた煮物を作るのも悪くはないなどいろいろと考え、楽しみにしていたのですが・・・
なぜか考えているだけで楽しくなってしまい、気がつけば一週間経過していましてね・・・
えーえー当然あの鍋の中身はなんか臭ってましたとも・・・
おいらのおでんブームはスープを流し台に捨てることで締めることとなりました・・・
無駄な愚痴がまた1ページ・・・